木材または木製品加工工場から端材などを原料とし、前処理と加工を経て固化、高密度ペレット燃料を作ります。
原料：
主に端材、木材チップ、削りくずなどの小型木材など
時産10T 端材を原料としたペレット生産ライン提案例
プロセスの紹介：
時産10トンの端材を原料としたバイオマスペレット生産ライン
原料は細かく20〜30mm、厚さは約5〜10mmのチップにし、3〜4mmに破砕、
3層ドラムドライヤーで水分が15％になるまで乾燥し、湿ったおがくずは粉砕せず直接ドライヤーで乾燥し、最終的ペレット成形をします。
加工されたペレットの直径は6〜10mmから選択できます。
造粒物は冷却後、小袋梱包スケールを20〜50kg /袋に梱包し、輸送や販売がスムーズに出来ます。
総電力 約1848kw
作業場として原料倉庫とペレット倉庫を含む3600平方メートルの敷地面積を必要とします。
ライン全体がコンパクトな設計で、構造がシンプル、省エネ要件も満たしております。
お客様のご要望に応じた様々な設計を行います。
図面：
切片部分→粉砕部分→フィルター部分→乾燥→混合→ペレット成形→保管倉庫→梱包
スライス部分：（端材の一部のみスライス）丸太等を20〜30mm、厚さ5〜10mmの木材チップに加工し、次の加工部に入ります。
スライス装置：スライサーLYGX216、メインエンジン出力55kw、供給ローラー出力3kw、オイルポンプ出力0.55kw、設計出力10m³/時
破砕部分：作業中に粉塵は排出されません。破砕後、ファンによる負圧・吸引で搬送・排出されます。
粉砕機はドロップ状の構造で、粉砕ローターを正負に操作しハンマー耐用年数を延ばすことができ、モーターはトランスミッションモードに直接接続されています。
破砕装置：MFSP68×120、出力200kw、出力6-8T / H（原料水分40％）
洗浄装置（3セット）：MCY160×300、出力3kw、1時間あたりの設計出力：5〜8T /セット
木の種類が異なる場合は乾燥機に入る前の湿ったチップとペレットにする前のチップの洗浄に使用します。
乾燥部分： 3層回転式乾燥機、乾燥後の木質チップの水分は約15％
乾燥装置（1セット）：LYHG50、ドラム直径3.45m、長さ11.6m、出力19kw、設計出力5T /時（原料水分40％）
混合部分：おがくずや異なる木材からの削りくずなどの原料をミキサーで混合し、造粒機に入れて造粒します。
混合装置：SLHY5、メインエンジン出力30KW、連続リボンミキサー
造粒部分：ペレットの直径は6〜10mmから選択できます。
バイオマス粒子は、発熱量が高く、汚染がなく、灰分が少ない特徴があります。
バイオマス発電所、バイオマス蒸気ボイラー、家庭用暖炉、乾燥炉バイオマスガス化装置など
幅広く使用できます。
造粒設備（12セット）：MZLH420
メインエンジン出力90kw、強制フィーダー出力0.75kw、設計出力0.8-1.2T /セット/時
冷却装置（2セット）： MKLB4、冷却チャンバーの容積は4m³、設計された出力は1時間あたり5〜7T
保管倉庫： 5,000トンのペレット保管倉庫を設計します。完成したペレットは、スチールサイロに一時的に保管し、まとめて出荷できます。
梱包部分：梱包は、お客様の販売ニーズに応じて、適切な梱包スケールをご選択ください。
通常は小型バッグとトンバッグの2種類の仕様をご用意いたしております。
小型バッグの梱包スケールの仕様：20- 50kg /袋
トンバッグスケールの包装仕様：500-1000kg /袋
梱包設備：MDBLY-K、梱包仕様20-50kg /袋、梱包速度3-5袋/分
設計ポイント：
1.この計画は、原料処理作業場とペレット完成作業場を分離する方法を採用、完成品作業場の粉塵汚染を避けるのが特徴です。
2.作業場面積などを考慮するお客様には、メイン作業場の高く設計出来るため、お客様に応じて面積調整が可能の、メイン作業場を低くすることも可能です。
3.このプロジェクトでは、お客様側で異なる種類の木材をチップにする場合、ペレットにする為には一定の割合で混合する必要があります。該当がない場合混合部分はないように設計します。
4. 完成したペレットに関してはお客様側のお取扱い方法に合わせて、ご要望に応じて様々な梱包形態を提案させて頂きます。小型包装、トンバッグ包装またはサイロ保管、バルクデリバリーなどから選択できます。
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